名作グランド・セフト・オートIVを再プレイし終えてのレビュー

2019年3月16日

GTA4のロゴ

グランド・セフト・オートIVを今年(2019年)に入ってプレイを開始して最近クリアしました。

PS3でクリアして以来なのでGTA4のプレイは数年ぶりとなります。

やはり数年ぶりのプレイだと結構忘れてましたが、そのおかげでGTA4を再び楽しむことができました。

歴史に残るゲームの一つだとあらためて実感しました。

更新履歴

  • 2021/03/27 再生リストの見出しを追加し、表示方法を変更

再生リスト

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感想

GTA4のタイトル画面

ストーリーについて

GTA4のローマン

アメリカンドリームを夢見てアメリカにやってきた主人公ニコ・ベリック。

本来の渡航目的は別にあることがストーリーを進める上で次第に明らかになっていきます。

単なる犯罪アクションゲームに終わらない深いストーリー展開がこのGTA4の魅力の一つになっています。

また個性豊かな登場人物も作品をさらに魅力的なものにしています。

ニコに文句を言いつつもニコが来てくれて嬉しがっている、いとこのローマン。

筋肉と女と金、そしてレースのことしか考えていない脳筋野郎ブルーシー。

アメリカに来てお姉キャラになっているバーニー。

謎の組織や汚職刑事など、ニコのまわりにいる登場人物の存在なくしてGTA4は語れません。

洋ゲーはストーリーが薄いと思われがちでしたが、GTAIVのストーリーは素晴らしいと思います。

グラフィックについて

GTA4の橋を通行中の街の景色

GTAIVはもう10年以上前の作品ですが、ストーリーが展開する街リバティーシティーの作りこみは今見ても凄いと思います。

よくあれだけの広大な街並みを細部まで製作できたと感心します。

技術的にも当時の最先端のゲームでありロックスターゲームスに優秀な人材が集まっていることが良く分かります。

特にオープンワールドのゲームでヘリなどで空を飛べて上空に行くとき、見える範囲が指数的に広がるためかなり難しいのですが、普通にシームレスに街並みが見えます。

他のオープンワールドのゲームではシームレスではなかったり、濃い霧などのごまかしが入るのですが、背後や遠景の見えない範囲のリソースの解放と簡略化などリアルタイムで見える範囲に施している処理を行っていることが伺えます。

また物理挙動に関しても車や人など手の込んだものになっています。

GTAIVは当時の技術として手抜きしていないことが良く分かる作品となっています。

音楽について

GTA4のタイムズスクエア前

オープニングで流れるテーマ曲、エンディングで流れる楽曲はもちろんのこと、ラジオで流れる楽曲は素晴らしいものがあります。

YouTubeへ投稿するプレイ動画ではラジオの楽曲は著作権の関係上流せないですが、ラジオを聴きながら街中をドライブする楽しさがこのゲームにはあります。

ついついストーリー関係なくラジオを聴きながら街中をドライブするだけで何時間も過ぎてしまうことがよくありました。

ゲームシステムについて

GTA4のリバティーシティマップ

主人公がパワーアップする成長システムはなく武器を選択して戦うというシンプルなもので、個人的には分かりやすくていいと思います。

またストーリーはミッションを通して進んでいきますが、単調にならないように工夫がされています。

敵を倒す、暗殺する、車で追いかける、尾行する、目的地にたどり着く、脱出するなどバリエーションは少ないですが、場所やそれらの組み合わせで飽きないようにミッションを組み立てています。

また最初のうちはミッションのエリアが狭く、次第にマップを移動する範囲を広げていくミッションの作りは良く考えられていると思います。

あとゲームクリア後も遊べるように様々なチャレンジ、コレクション要素がマップ上に散りばめられているのもいいと思います。

ストーリーだけプレイすると30時間程度になりますが、その他の要素やマップ散策などで長く遊ぶことができるのもこのゲームの素晴らしいところだと思います。

最後に

GTA4の自由の女神

GTA5はGTA4よりもさらに素晴らしいものになっていますが、ストーリーに関してはGTA4の方が好きという人も結構多いと思います。

今回GTA4を再プレイしてみてあらためて名作だなぁと感じることができました。

まだプレイしていない方は是非この機会にプレイしてみて下さい。

プレイする環境がないという方はストーリーの良さだけでも私の動画を見て感じて頂ければと思います。