最高のバカゲーと称賛される名作セインツロウ・ザ・サード

2019年3月31日

セインツロウ・ザ・サードのタイトルロゴ

今年(2019年)に入ってからグランド・セフト・オートIVに続き、ユニークな作品でファンも多いTHQのセインツロウ・ザ・サードを改めてプレイして動画にしてみました。

以前XBOX360でプレイしてクリアしていますので、随分と時間が経っていますがこのユニークな作品には色あせない面白さがあって名作だと改めて感じました。

数年ぶりのプレイなのでストーリーやミッション内容も忘れていることが多くて、そのおかげで再プレイではありますがとても楽しむことができました。

セインツロウ・ザ・サードはGTAとは似て非なるユニークな作品であり、バカゲーが誉め言葉になるほどのゲームの歴史にのこる名作の一つだと思います。

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更新履歴

  • 2021/03/27 再生リストの表示を最適化

感想

ストーリーについて

セインツロウ・ザ・サードの主人公とキルベインのプロレス対決

ストーリーは最初から突拍子もないユニークなものとなっており、各所に様々な作品のパロディが散りばめられていて面白いものになっています。

GTAがシリアス路線に対して、SFであったりゾンビであったりプロレスであったり低俗ネタであったりセインツロウはコミカルで親しみやすい路線のストーリーとなっています。

個性豊かなキャラクターたちも作品の内容を豊かにしていると思います。

おバカだけど憎めないアクション俳優であったり、元FBIのコンピューターオタクの女性、完全にヒール役のプロレスラー、堅物の司令官とその忠実な女性の部下、完全な脇役であり本編には一切関係無いながら一番キャラが立っているゲンキ博士などなど。

またストーリを進めていく上で決断を迫られる場面がいくつか出てきます。

リスペクトをゲットするのか、拠点を手に入れるのか、など選択に迷うものが多いです。

そしてストーリの最後の決断でマルチエンディングとなっています。

このゲームでは両方のエンディングを見るのに決断前のセーブデータでやり直す必要はありません。

2つの結末がありますが片方クリアするとクリア報酬をゲットした状態で選択直前までストーリーが戻されて、もう片方のエンディングを見ることができるように親切な作りになっています。

映画で言うとオースティンパワーズのような古き良きコミカルさがあり、GTAよりもセインツロウの方が好きというファンも多いと思います。

グラフィックについて

セインツロウ・ザ・サードのVTOL飛行中の景色

当時のゲームのグラフィックとしてはキレイな方だと思いますし、オープンワールドということからも分かるように技術的な面で考えても優れた作品だと思います。

セインツロウ・ザ・サードは約8年前の作品ですが、おそらく日本の会社では現在でもこのマップの広さのシームレスなオープンワールドを開発する技術力はないような気がします。

GTAには及ばないと思いますが、セインツロウのグラフィックはとてもゲームの世界観にマッチしており違和感なく遊ぶことができます。

街の作りこみもGTAと比較すると簡素化されていますが、それでも当時出たゲームの中ではとても頑張っている方であり潤沢な開発資金で作っているGTAに比べても、よくここまで作ったと感心させられます。

GTAより気合が入っていると感じられるのはコミカルなキャラや着ぐるみ、たくさん用意されている着せ替え用の衣装などです。

ストーリーの場面にも衣装が反映するのでGTAとは違った楽しみ方が出来てとても面白いものとなっています。

このユニークな衣装や武器で遊べるというのもセインツロウ・ザ・サードの醍醐味の一つとなっています。

音楽について

音楽についてもGTAに負けじ劣らじ気合が入っていると思います。

ストーリー最後の選択を行う場面でもあの名曲が流れますので、とても気分を盛り上げてくれることでしょう!

GTAと同じようにドライブ中にラジオを流せるようになっており、ゲーム中に名曲をたくさん聴くことができます。

ゲームのテーマ曲もとても特徴的なので耳に残ります。

数年ぶりのプレイでしたがタイトル画面の曲はハッキリと覚えていました。

ゲンキ博士のテーマ曲もコミカルであり特徴的な曲なのでファンになる人も多いと思います。

音楽という面で見ても、とてもユニークな作品となっています。

ゲームシステムについて

セインツロウ・ザ・サードのスキルアップグレード画面

GTAと真逆といっていいか分かりませんが、ゲーム要素の強いシステムとなっています。

各地のアクティビティを行って自分の占領地域を獲得して一定時間ごとに入る収入を増やしていきます。

得たお金を使ってスキルをゲットしてキャラを強化したり、武器を購入・強化したり、乗り物を強化したりと強化成長させていく部分が強く出ています。

簡単に言うと収入を増やしていく面では桃鉄的な面白さがあり、増えたお金で各種強化を行う面ではRPG的な面白さがあります。

誰でも楽しめるゲーム性の高い素晴らしいシステムになっていると思います。

最後に

セインツロウ・ザ・サードの主人公と怪しいバットを持ったピアースそして端末を操作するキンジー

セインツロウ・ザ・サードを遊んだことのない人はぜひ買って遊んでみて下さい。

純粋にゲームとして楽しめますし、こんな洋ゲーもあったんだとゲームに対する視野が広がると思います。

セインツロウに関しては色々とゴタゴタもあったみたいですが、最近セインツロウ5の話が出てきていますのでファンとしてはうれしい限りです。

THQのセインツロウ・ザ・サードはユニークな作品としてゲームの歴史に残る名作だと思います。