【ゲーム】マフィア2はGTAの影に隠れたクライムアクションの名作
マフィア2はイリュージョン・ソフトワークスというチェコのゲーム会社が発売したGTAタイプのオープンワールドクライムアクションゲームです。
1943年、1945年、1951年のアメリカを舞台に、主人公ヴィトと友人のジョーがマフィアと関わり展開していく物語です。
物語の冒頭で主人公ヴィトが徴兵されイタリアで戦う場面もあります。
街並みや走っている車、建物や舞台設定はその時代のアメリカを忠実の再現しています。
今回マフィア2をプレイしクリアしましたのでレビューしたいと思います。
ゲーム内容
ストーリー
主人公ヴィトは幼少の頃に家族と共にイタリアからアメリカに移民してきます。
幼馴染の友人ジョーと起こしたある事件をきっかけに逮捕されイタリアに派兵されてしまいます。
そしてアメリカに一時帰国した時にジョーに誘われるがままにマフィアに世界に足を踏み入れていきます。
当時のアメリカや裏社会の雰囲気が良く分かる秀逸なストーリーになっており、最初から最後まで主人公ヴィトとジョーの友情が描かれています。
最後の最後までプレイヤー飽きさせることのないストーリー展開は、当時発売されたゲームの中でもトップレベルだと思います。
この機会にマフィア2をプレイしたことのない方は、プレイしてその素晴らしいストーリーを体験してみて下さい。
システム
ゲームはGTAと同じようなシステムを採用していますが、当時のGTAと比べるとマフィア2の方が進んでいた部分も多く見受けられます。
車を盗む際のピッキングシステムや車を止めて置けるガレージ等、当時のGTAよりも凝ったシステムを採用しています。
特に車の改造やパーツ変更、ナンバープレートや各パーツの変更など、GTA5よりも前の時代に実現しており、GTAよりも優れている部分がたくさんあります。
またパトカーもスピード違反を見かけると追ってくるなど、よりリアルなシステムになっています。
体力はダメージを受けてしばらく経つと自動回復しますが、受けた傷の程度によって自動回復する量が変わってきます。
銃器の種類もたくさんあり、切り替え操作も工夫されていてGTAよりも使いやすくなっています。
あらゆる面でGTAの良い所は残して、改良できる部分は改良したようなシステムになっており、非常に考えられたシステムになっていると思います。
グラフィック
当時のゲームとしてはダントツに綺麗なグラフィックとなっており、車の挙動などもウィンカーやライトなど細部にこだわりを感じる素晴らしいものになっています。
今プレイしても全然古さを感じないグラフィックレベルに仕上がっています。
日本の会社が今だしているゲームと比べても、10年以上昔のマフィア2のグラフィックの方が綺麗だと感じます。
道路や建物、通行人、そして車、光や影のエフェクトなど当時の最先端の技術を使って作られていることをパッと見で感じることができます。
ネオンやライトなど夜の光の表現も素晴らしいので一見の価値ありだと思います。
さらに雨の日や雪の表現もしっかり作られており、当時のゲームとしてレベルの高さを感じることができます。
ゲームのストーリーを楽しむ以外に、グラフィックがとても綺麗なのでゲームのマップ内を観光するのもいいと思います。
音楽
時代にあった当時のアメリカを感じさせるような音楽を採用しており、雰囲気を盛り上げてくれます。
洋ゲーなので常にBGMがかかっている訳ではありませんが、車のラジオや部屋のラジオで色々な楽曲を流してプレイすることができます。
ストーリー上の大事なシーンではBGMが流れることがありますが、マフィア2の雰囲気をより盛り上げてくれる音楽となっています。
さりげなく、しかししっかりと音楽にも力を入れていることを感じることのできるゲームとなっています。
ドライブ中に流していた音楽を聴きたくて、またマフィア2を起動して音楽を流しながらドライブしたくなるような、そんなゲームです。
まとめ
マフィア2はどれを見ても手抜きが感じられず、しっかりと作られていると感じることのできるゲームです。
マフィア2をプレイしたことの無い方は是非一度プレイすることをオススメします。
一度プレイすればその雰囲気に魅了されてファンになってしまう方も多いと思います。
続編のマフィア3も発売されていますが、個人的にはマフィア2の方が好きです。
GTAには知名度では及びませんが、ゲーム内容は勝るとも劣らないのがマフィア2だと思っています。
このマフィアシリーズも大人の事情で色々とゴタゴタがあったようですが、ファンとしてはマフィアシリーズを今後も出し続けて欲しいと願っています。
マフィア2はオープンワールドクライムアクションゲームとして歴史に残る名作ゲームだと思います。