吉本興業岡本社長の記者会見に思う事

吉本興業の岡本社長が所属芸人の闇営業に絡む一連の騒動について記者会見を行いました。

この岡本社長の記者会見を見て思う事を書いていきたいと思います。

恐怖で組織を統治する会社は時代遅れ

吉本興業の一連の対応を見ていると今まで恐怖で組織をコントロールしてきた感じが伺えます。

それが今回の騒動において通用し無くなって、慌てて会見を開かざるを得なかったように見えます。

恐怖だけでまとまっている会社はトップの力が弱くなると、崩れ去るのは一瞬だと思います。

組織の幹部やトップは先見性や実行力、人間的魅力、実力など、その組織の多くの人がトップとしてふさわしいと納得できる何かを持っていなければなりません。

それが無く恐怖だけで支配しなければならない会社のトップは、いざ会社の危機が訪れた際に助けてくれる人はほとんどいません。

吉本興業の岡本社長のとった行動は、恐ろしく古い体質の会社だということを世間に明らかにしただけに見えます。

時代に合わせて会社も変わっていかなければ時代に取り残されて、気付いた時には手遅れになってしまっています。

現在会社のトップにいる人は時代に取り残されないように常に意識しておかなければならないと思います。

焦点をぼかす最悪の記者会見

吉本興業の岡本社長の記者会見を見ると、一連の騒動の焦点が段々ぼやけてしまって、パワハラ問題にすり替わっています。

焦点は反社会的勢力と所属芸人や吉本興業の関わり合いの真相究明と再発防止、そして所属芸人(と会社が関与していた場合、吉本興業)が闇営業を通して得た収入に対する脱税の対応だと思います。

質問に対してはぐらかすような記者会見は、会社の対応として悪手のひとつだと思います。

嘘に嘘を重ねると取り返しのつかない状況になってしまいます。

何かあった時に会社の対応を決める際、吉本興業を悪い手本として記憶しておいて参考にするのが良いと思います。

まとめ

とにかく今は力で人を無理やり従わせるのではなく、魅力で人を惹きつける時代です。

いまだにそのことに気付いていないトップがいる会社は、この先どんどん淘汰されていくと思います。

そして魅力的な会社がどんどん生まれやすくなってくる時代であると思います。

転職も当たり前になってきているので、古い体質の会社に無理にしがみつく必要のない時代になったと思います。

吉本興業の例を(反面教師として)参考にして、従業員側としては会社選び、経営者側としては組織運営に生かしていきましょう。