会社を危うくする経営者の特徴3点

業績が悪化した衰退期の会社

7payのシステム開発会社の社長が2段階認証すら理解していないことが話題になったことは記憶に新しいと思います。

経営者は技術的に詳細な部分まで理解しなくてもいいですが、事業の要点は抑えておくべきです。

カスタマー向けのシステムを開発している事業をもっているのであれば、カスタマー向けシステムに必要な最低限の要素であるセキュリティへの理解は必要です。

その事業にとって何が大事で何を削れるのか最終判断を下すのは経営者です。

判断を下す時に事業の要点を理解していないと誤った判断を下す確率が高くなり、いつか大きな失敗をします。

会社を危うくする経営者の特徴

採点する人

勉強しない

経営者は時代についていくために常に勉強をしていかなければなりませんが、中には会社が軌道に乗ると全く勉強しなくなる経営者もいます。

自分の会社の事業の要点を抑えておくためには常に時代に合った情報を仕入れて、自分の知識をアップデートしていかなければなりません。

それを怠ると7payの社長のように時代に取り残された経営者となってしまいます。

事業の要点を理解しようとしない

自分の会社の事業なのに全く理解していない経営者がいます。

最低限要点を抑えておかなければいずれその事業は失敗してしまいます。

7payの社長はセキュリティよりもお客様優先で面倒くさいシステムはダメと指示を出していたようです。

現場のセキュリティに対する意見もお客様優先ということで無視してきた結果なのかもしれません。

お客様優先も事業の要点の一つなのかもしれませんが、セキュリティも要点のひとつであることに気付けなかった社長の落ち度です。

ゲーム会社の社長なのに全くゲームに興味のない社長もいました。

その会社はもちろん潰れてしまいましたが、事業の事を理解しようとしない経営者の経営は完全にお金儲けのためのギャンブルになってしまいます。

今回の7payの社長の指示を言い換えるのであれば、自動車会社の社長が衝突安全性をまったく無視して乗りやすい車を作れと言っているようなものです。

不得意な事をそのままにしておく

経営者と言えども人間なので勉強して理解に努めても不得意な事は出てきます。

その不得意な部分をそのままにしておくと後々7payのように問題になってくることがあります。

不得意な事を得意な人に権限付きで任せられない経営者の会社は、いつかその弱点が露呈してしまいます。

経営者が責任を持って得意な人にその分野を任せて、動きやすいように環境を整備して仕組みを作ってあげればその会社の弱点を克服することができます。

自分の権限を得意な人に委譲できない経営者の会社はいつか失敗してしまう可能性が高いですし、成長中であっても成長限界がすぐに来てしまいます。

まとめ

次の段階を指し示す道標

7payのような事例は世間に知れ渡っていないだけでたくさんあると思います。

外から見ているだけですが、7pay開発会社の経営者の組織作りがいかにダメかが伝わってきます。

そのような会社をダメにする経営者の会社に在籍していて、経営者に改善の意思が感じられないのであればその会社を辞めることも視野に入れた方が良いと思います。

先ずは7payのような問題を起こした会社は現場よりも経営者としてのやるべきことをすることが先決だと思います。

7payを反面教師として日々色々な事を勉強していきたいと思います。