社長が会社を私物化し浪費癖があるなら早々に会社を辞めるべき話

グラフ 下降 衰退 矢印

オーナー社長の中には自分のお金と会社のお金を混同し、会社のお金を自分のお金のように使ってしまう人がいます。

会社のお金は会社が稼いだお金であり、会社の事業や従業員の福利厚生にほとんど関係ないような個人の浪費のために使う事はよくありません。

代表者はあくまで、人間ではない会社を法律上人として扱う法人格の管理者というだけです。

管理者だからといって勝手に他人のお金を浪費してしまう事は、莫大な財産を相続した子供の管理者として財産を管理している弁護士が、自分のお金のように「子供のために必要だから」と自分勝手にその財産に手を付けてしまうようなものです。

社長が会社を私物化して浪費癖があるなら早々にその会社は辞めるべき話をしていきたいと思います。

※本文中での社長は代表権を有し会社を自由に出来る前提での話となります。

会社を辞めるべき理由

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将来性に期待できない

将来に回るはずの投資を社長個人の浪費のために消費してしまうので、今は良くても将来の成長が期待できなくなってしまいます。

会社の目的は安定的に成長していくことにありますので、そのためのお金を会社の事業に関係無い個人的な欲望のために使ってしまう社長はいずれ行き詰ります。

会社は浮き沈みがありますので調子のいい時にちゃんと将来へ投資しておかないと、調子が悪くなった時に慌ててもどうにもなりません。

将来の投資に回すべきだったお金を調子に乗って社長が会社の経費で自分の生活レベルを上げてしまい、調子が悪くなっても自分の生活レベルを落とすことができずに、まだ挽回できる段階なのに会社が傾くパターンも多いと思います。

とにかく将来性に期待が持てない会社になりますので、まだ調子のいい時に会社を辞めてまともな会社に転職すべきです。

お金の優先順位がおかしくなる

会社を私物化している社長は会社のお金を自分のお金と勘違いしていますので、将来への投資のみならず色々な場面でお金の使い道の優先順位がおかしくなります。

会社のお金を自分のお金と勘違いしているためか異常なほど税金の支払いを嫌悪する傾向があります。

節税はとても大切な事ですが、税金を払いたくないがためだけに無駄な買い物を大量に行う社長がいます。

また社員の給料アップやボーナス、福利厚生よりも自分のために使う方を優先しますので、従業員はいつまでも年収がアップしません。

そういう社長は自分の欲しい物はすぐに買う一方で、業務に必要な稟議を渋ることも多いです。

会社の調子が悪くなると自分の浪費癖はそのままで業務に必要な部分を削り一気に会社が傾くパターンもあります。

社長のお金の使い方の優先順位がおかしい会社にいても従業員は不幸になるだけです。

そのような社長の元に残ってもいい事ありませんのですぐに転職先を探して辞めてしまいましょう。

まとめ

廃墟 非常口 出口

実際に起業した知り合いの社長を見た経験から言うと、会社員時代に給料の管理ができていない人は基本的に社長になってもお金の使い道が怪しいです。

お金の使い道に関して会社のお金を自分のお金と思っている傾向が強いため、お金を使う先として自分に甘く他人に厳しいを地で行く感じです。

そういう人は社長の近くに諫めてくれる人がいないと確実に暴走します。

会社を私物化し浪費癖が強いワンマン社長の会社にいても将来性が無いばかりでなく従業員も幸せになれません。

そのような会社は早々に見限って転職できるうちに転職し、一度しかない自分の人生を後悔の無いように有意義なものにしましょう。