過去の成功体験に固執すると業績やスキルが伸びなくなる話
誰しも過去に成功した体験は忘れられないものです。
そして、いつまでも成功体験を忘れられず同じやり方を続ける人はいますし、そういう組織もあります。
同じやり方を続けてもいつかは伸び無くなってくる時期がやってきます。
過去の成功体験に固執する人や組織が伸びない理由を書いていきます。
成功体験に固執する人や組織の業績やスキルが伸びない理由
根拠のない自信
過去にこの方法で成功したのだから今回もこの方法で絶対成功するハズだと思い込んで、根拠のない自信を持っています。
この根拠のない自信により間違った方法を長く続けてしまい、業績やスキルが伸び無くなってしまいます。
情報をアップデートしない
成功するまでは常に最新の情報を仕入れてやり方を試行錯誤していた人や組織も、一回成功を経験するとそのやり方にこだわってしまいます。
こだわってしまうあまり最新の情報を仕入れずにやり方を時代に合わせてアップデートしなくなってしまいます。
新しい情報でアップデートしなくなると当然のように業績やスキルは伸び無くなってきます。
部下や組織にやり方を強制する
自分の成功体験を正解だと決めつけて自分の部下や組織に押し付ける人や組織は、ある時期から業績やスキルが伸び無くなってしまいます。
成功体験はその時代、その分野、その時の組織、その時のメンバーで正解の一つだったかもしれませんが、今の時代に合っているかは分かりません。
その認識が無い幹部や管理職が部下や組織に同じやり方を強制し始める会社は注意が必要です。
例えばIT業界でPHPの開発環境にEclipseを使って開発を行って成功して、今の時代でもEclipseを使ってる会社などです。
今だとVS CodeやPHP Stormなど素晴らしい開発環境を構築できるIDEがあるにも関わらず、古いやり方を変えようとしない硬直した組織に未来はありません。
酷い例だとエディタはメモ帳だとか、ターミナルでサーバにあるファイルを皆でviで直接編集してコーディングするような化石のような会社もありました。
もっと良いやり方があると言っても「この会社はこれでやってきた」といって疑問を持たない社員ばっかりになっており、過去に成功を収めた会社でしたが将来性は皆無の組織に成り下がっていました。
まとめ
過去に成功を体験したからと言ってその方法がいつまでも正解とは限りません。
正解は時代や環境によって常に変化し続けていくものです。
過去の成功体験に固執せず柔軟な思考で業績やスキルを伸ばしていきましょう。