【転職】ナレッジワーカーの転職は当たり前の時代
日本では永らく終身雇用や年功序列の時代が続きましたが終わりを迎えました。
様々な労働者の中でも特にナレッジワーカー(知識労働者)に関しては条件のよい会社に転職することが当たり前になっています。
特にIT業界やゲーム業界、最先端科学の分野などでは、能力があれば転職することによって簡単にステップアップすることができます。
今回は転職によるメリットとデメリットを書いていこうかと思います。
転職のメリット
適正な給料がもらえる
新卒で会社に入って数年頑張って実績を残してきても、給料がほとんど増えないという会社は日本にとても多いと思います。
そのような場合は能力に見合った金額で採用してくれる会社に転職することによって給料の水準を適正化することができます。
新卒から年収250万くらいで数年間こき使われている会社から、まともな会社に転職したら普通に400万くらいになったという人も私の周りにたくさんいます。
新卒の時から数年間給料があまり上がっていないのなら転職を検討するのが賢い選択だと思います。
そのまま会社に残るのと転職するのとではその後の年収に圧倒的な差がついてきます。
視野が広がる
転職して会社が変わると新しい人と知り合う事ができます。
新しいつながりは確実に視野を広げてくれます。
会社によって仕事のやり方や雰囲気は違いますので、より広い経験を積むことができます。
一つの会社に長年勤めていたらその会社のやり方しかできない人間になってしまって、気付いた時には既に遅しということも珍しくありません。
早い段階で異なる社風を経験することには意味があります。
最終的に起業を考えている場合、どのような社風にしていけば自分の理想とする会社にできるのかそれらの経験が必ず役に立ちます。
チャンスが多い
転職先の会社が新規事業など初めての分野に挑戦するようなプロジェクトを立ち上げるために募集された人員であれば、いきなり大チャンスが巡ってくることがあります。
前の会社の経験を期待されて転職先の会社に採用されてプロジェクトを任されることも珍しくありません。
転職後のチャンスをものにすればその会社でさらにステップアップできますので、新人で入った会社にいつまでもいるよりも役職的に早く出世できます。
転職のデメリット
転職後しばらく大変
転職先の会社に移った後は仕事を覚えたり新しい人を覚えたり会社のシステムを覚えたりしなければならないので半年くらいは忙しいです。
また新しいプロジェクトを任されている場合は期待に応えるために人一倍頑張らなくてはなりません。
特に試用期間の1~3か月のうちは会社の信用を得るために気を使うので、とても精神的に疲れる期間でもあります。
成果が出ない場合立場が厳しくなる
会社に期待されて転職している場合、転職後の会社で期待されている成果が出ない場合、立場が厳しくなり酷い場合だと降格や減給もあり得ます。
履歴書や面接で嘘までとは言えないけど自分の実績や能力を大きく見せて高い給料で入った人にありがちだと思います。
外資系の会社の場合は問答無用で戦力外通告されますし、日本の会社でも新卒採用ではない外様の中途採用の人に関してはあまり守ってくれません。
中途採用に関しては会社の期待に応えて成果を残す事だけが信頼を得ることのできる唯一の手段になります。
スキルを誤魔化して転職した人は厳しい運命が待っていると思いますので、転職の際は自分のスキルに関して客観的に評価する能力が必要になってきます。
短期間に転職を繰り返せない
転職先の会社が提示した給料に納得してその会社に転職を決めて働くことになる訳ですが、いざ働き始めてイメージと違ったからといってすぐにまた転職することは出来ません。
すぐに短期間で転職を繰り返すとよっぽどの理由がない限りその人自身の信用がどんどん低下していきます。
スキルに関係なく人間的な信用度が低下すると転職に不利になるばかりだけではなく会社に入ってからも出世できない場合がほとんどです。
転職してからやっぱり前の会社が良かったと後悔しても遅いので、転職する前にはちゃんと転職先の会社の情報などをしっかり調べる必要があります。
転職を成功させるためにはしっかりとした下調べがとても重要になってきます。
まとめ
転職する際にはデメリットを理解した上で注意することがいくつかありますが、必要なことをちゃんとして転職すればまず成功すると思います。
自分にあった職場で自分のスキルを存分に発揮できるようになれば、その先はトントン拍子に出世していく可能性がとても高くなります。
あの時転職しておけばよかったとか、あの時挑戦していれば良かったとか後になって思っても時間は戻すことはできません。
年功序列や終身雇用が無くなった現在では転職をしないとチャンスが少ないとも言えます。
転職は難しいものではなく、しっかりと下調べして挑戦する行動力を発揮すればチャンスを掴める可能性がとても高いチャレンジのひとつです。
転職が当たり前の時代ですので積極的にチャレンジしてチャンスをものにして人生をより良いものにしていきましょう。