社員を信用している会社は伸びる話

世の中には様々な会社がありますが、社員を信用している会社は業績が伸びるという事です。

特にクリエイターやエンジニアが多いゲーム業界やIT業界の会社では、業績に顕著な差が出てきます。

社員を信用する会社が伸びる理由を書いていきたいと思います。

社員を信用している会社が伸びる理由

適切な裁量権が与えられる

社員を信用している会社は、現場に近い管理者に現場をある程度自由に動かせる適切な裁量権が与えられている事が多いです。

逆に社員を信用していない会社では、いちいちやる事なす事を幹部や社長に許可を得なければならない事が多く、現場のフットワークが重くなってしまいます。

あっという間に時代の流れが変わる現代ではフットワークが軽い現場はとても有利です。

適切なタイミングで適切な施策を現場判断で臨機応変に実行できますので、商機を逃す事が少なくなります。

特に現場の責任者に大きな決裁権を与えている会社は伸びる会社が多いと思います。

大きな決裁権を与えることは会社に隠れて不正を働くことも出来るので会社が社員を信用していなければ出来ない事です。

他社との交流で得られるものが多い

社員を信用している会社は同業他社のクリエイターやエンジニアの交流会にも積極的です。

逆に社員を信用していない会社では情報漏洩や社員の引き抜き等の恐れからなのか、他社のクリエイターやエンジニアと交流する事を禁止していたり、交流する事を会社にとってよくない事と判断するところもあります。

同業他社のクリエイターやエンジニアの交流会では、業界や技術の最新トレンドなどの情報を得ることが自然とできますし、新しい仕事の話が出たりしますので会社にとってもプラスの事も多いです。

同業他社との社長同士の交流会はよくやっているのに、クリエイターやエンジニアの現場版の交流会は認めない良い顔をしないという社長がいるなら、その社長は完全に社員を信用していません。

社員を信用せず他社との交流を嫌う会社は、社員の仕事のやり方が古いまま技術も知識も情報もアップデートされず、業界のトレンドにも乗れませんので現場の鮮度も開発力も落ちてしまい、会社の業績はいずれ凋落していきます。

社員が会社を信用する

会社が社員を信用していると、色々な社内体制や重要な機密情報の共有などの仕方やタイミング・その内容などから、会社から信用されていることが自然と社員に伝わります。

会社から信用されていることが感じられるような環境では、社員が会社を信用しますので会社に不利になるような行動はまずとらなくなります。

逆に社員を信用していない会社では、社員も会社を信用していませんので仕事もやっつけで行うようになり、危険を察知しても現場から会社や幹部にそれを知らせることもなく、何かあったら簡単にいなくなってしまいます。

会社の社長や幹部が忘れがちなのが、社長や幹部の会社側が社員を評価している一方で、それ以上の社員の目が社長や幹部の会社の一挙手一投足を見て評価しているということです。

社員を信用しない会社は社員から信用されませんので、ある段階から会社も大きくならず業績も頭打ちになり、いずれ凋落していくことになります。

まとめ

社員を信用してくれる会社は伸びる可能性が高いので、運よくそのような会社にいるのなら会社を信頼して会社と共に成長できるところまで成長していきましょう。

逆に社員を信用していない会社にいるのなら将来性はあまりないと思います。

そのような会社で頑張っても報われる確率はごくわずかしかありませんので、早い段階で転職や独立など考えておきましょう。