YouTubeの規制は益々厳しくなります
最近YouTubeクリエイターから収益化が凍結されたという報告が相次いでいます。
まだ収益化まで行っていないクリエイターもたくさんいると思いますが、気を付けておくことに越したことはありません。
最近になって収益化が規制された動画の傾向はどのようになっているのか書いていきたいと思います。
YouTubeは自動判定で規制
YouTubeの動画数は莫大なので人手で規制を行っていたのでは間に合いません。
どうやらAIなどに規制対象の動画傾向を学習させて、まずはそのAIで自動的に収益化を停止していっているようです。
ですので実際は規約違反ではない動画も引っかかる可能性がありますが、まずは疑わしきは収益化停止という方針です。
疑わしい動画の大部分を自動でフィルター後、クリエイター側が異議申し立てしたものに関して個別に人が審査するようにしているのだと思います。
なので動画の傾向が規制対象の動画と似通らないように作る必要が出てきました。
規制対象の動画
文字だけの動画
サムネイルの文言のインパクトだけで視聴者を釣って、2chやネット上で書かれた話のテキストや芸能ニュースなどがBGMと共にダラダラと流れるだけの簡単な動画は規制の対象になりました。
動きの少ない文字がスクロールする動画は規制対象になりますので、作りは同じだけど中身のある学習動画などを作っていたクリエイターは動画の作りを変更する必要が出てきました。
ゆっくり系動画
画面の左右にキャラクターを表示させて合成音声でしゃべる動画も規制対象になったようです。
ですので対策としてはキャラクターの代わりに自分の顔を表示して自分の声でしゃべればいいようですが、自分の顔や声を出したくないクリエイターは企画そのものの見直しが必要です。
静止画メインの動画
文字だけの動画と作りはあまり変わらないのですが、ラインの会話画面を表示して展開する動画や漫画にして展開する動きの少ないものも規制の対象になっているようです。
漫画で話が展開する動画の中でも漫画の作りがしっかりしていて動画のオリジナリティーが高いものは規制されてはいないようです。
静止画が多い環境音系の動画の収益化停止についてはまだ情報を把握しておりませんが、自動的に停止される対象になる可能性は十分にあります。
勝手に著作物を使っているもの
商業漫画を流しているものや、アニメやテレビ放送などを転載した動画などは当然のごとく規制の対象です。
こういうものはYouTubeの規制とは別に刑事事件や民事の損害賠償に発展する可能性もありますので、普通のクリエイターであればまず手を出すことはありません。
今後規制対象になりそうな動画
大食い・早食い系動画
最近のどに食べ物を詰まらせて窒息死したYouTuberがいましたので、早食い系の動画は規制の対象になる可能性が出てきました。
他にも大食い系の動画もYouTubeのために無理しているクリエイターもおり、またお店とのトラブルも起きているようですので今後規制の対象になる可能性があります。
情報商材で出回っている手法
あまり手をかけずに簡単に収益化できる動画の作り方が情報商材で出回っていますので、そのような手法を利用したような作りの動画は今度どんどん規制の対象になっていくと思います。
テキストスクロール動画はやっと規制されましたが、それ以外の手法に関してもYouTubeは目を光らせていると考えるのが妥当です。
オリジナリティーの低いもの
アニメやTV番組の転載は元から規制の対象ですが、ニコニコ動画やTwitter、アベマなどから他人の著作物を勝手に転載したものなどは規制の対象になっていくと予想できます。
実際ニコニコ動画あるTAS動画などを勝手にYouTubeに転載したであろう動画はよく見かけます。
あとはYouTubeの他人の企画をそっくりそのまま使って自分で作った動画も、もしかしたらオリジナリティーが低いとみなされる日も来るのかもしれません。
普通のクリエイターであればあまり気にする必要のないことかもしれませんが、一応知っておいて損はないと思います。
まとめ
YouTubeの規制が強くなってきたとはいえ、まじめに動画を作っているクリエイターであればあまり気にする必要はないのかもしれません。
- 動きのないもの
- オリジナル音声でないもの
- 情報商材系の手法を利用したもの、それに似たもの
- パクリ系のもの
大きくこのことに気を付けていれば大半のクリエイターは大丈夫だと思います。
今後YouTubeの規制として明文化されていくと思いますので、クリエイターとして日々の情報チェックを怠らないようにしておきましょう!