ソニーのマイクECM-PC60レビュー
PCでボイスチャットやライブ配信、実況動画の撮影などを行うときに必要になるものの一つにマイクがあります。
現在ではたくさんのメーカーから様々なマイクが発売されていますので、自分に合ったマイクを探すのも一苦労です。
現在私がゲームの動画撮影などで使っているマイクは、ソニーから販売されているECM-PC60というプラグインパワー方式の小型マイクについてレビューしていきたいと思います。
スペック
ECM-PC60のスペックを以下の表にまとめました。2000~3000円という値段の割には十分なスペックを持っています。
指向特性 | 全指向性 |
周波数特性 | 50-15000Hz |
正面感度 | -38dB±3.5dB |
コネクタ形状/コード長 | 金メッキ3極ミニプラグ/約1.2m |
電源供給方式 | プラグインパワー方式 |
重量 | 約12g(本体+コネクタコード) |
その他付属品 | ホルダークリップ、スタンド、延長コード |
値段 | 約2000-3000円 |
その他の付属品でホルダークリップと延長コードが付いてくるのがとてもありがたいです。
大抵の方はECM-PC60はホルダークリップでの使用がメインで、スタンドでの使用はほとんどしないと思います。
延長コードも付属しているので大抵のPCレイアウト環境ですぐに使用可能なマイクとなっています。
メリット
本体が小さい
本体が小さいのでクリップで体のどこかに付けたときもあまり目立ちませんし、マイクの重さを感じることはありません。
小さい割に本体の作りや見た目が安っぽくないのもいいところです。
基本的にクリップでの使用になると思いますが、マイクの重みでクリップが外れるということは今までに一度もありませんでした。
素直な音質
入力された音声はとても素直な音質であり、安いヘッドセットの音質よりクリアです。
周りの環境音を拾うこともないですしノイズもほとんどないですが、ただこれが後述するデメリットにもなっています。
デメリット
出力(音量)が小さい
マイクの距離を口の数センチ以内にして大きめの声でしゃべると、クリアに聞こえますが、マイクの距離が数十センチになると全然聞こえなくなります。
一般的にPCのマイク入力の感度は悪いということらしく、このマイクのようにプラグインパワー方式のマイクはさらに厳しいのかもしれません。
私は設定でマイクのボリュームを100%、ブーストを+10dBとしていますが、上記のように音量については非常にシビアです。
ブーストを+20dBにすると大きい音になりしゃべる方としては楽になるのですが、音割れが発生しやすくなりました。
音量対策としてマスクにECM-PC60をクリップ装着して口の数センチ以内でマイクを使用しています。
その代わりこのマイクは一切の生活音を拾うことはありません。
まとめ
ECM-PC60は大抵のPCのマイク入力での使用は音量が小さく、使用する人や環境をかなり選ぶと思いますので買う前に注意が必要です。
安っぽい音質ではなく比較的クリアな音質のマイクですので、音質重視の安いマイクを求めている方にはおすすめです。
声量のある人やマスクにクリップ装着での使用などが許容できる環境にいる方には、安い値段で買える高音質マイクだと思います。