【ゲーム業界】パブリッシャーとデベロッパーの仕事の違い【就職・転職】
ゲーム業界に入りたいけどパブリッシャーがいいのかデベロッパーがいいのか違いが分からないので決められないという人も多いと思います。
ゲーム会社に就職や転職をしたけどイメージしていた仕事と違う・・・なんてことにならないようにしっかりとその違いを知っておいた方がいいと思います。
今回はパブリッシャーとデベロッパーの仕事はそれぞれどう違うのかを書いていこうと思います。
パブリッシャーのお仕事
企画
ゲームの企画を行います。
どういったゲームが売れそうか調査をして企画を立てて会社に説明して予算を通すお仕事です。
売れそうなゲーム、話題になりそうなゲームの企画を立てて、ちゃんとプレゼンできるスキルが必要です。
企画が通れば通った予算内で実際の開発を行っていきます。
車内に開発部隊がいない場合や空いていない場合、開発できない内容ならデベロッパーを探して実際の開発を行ってもらいます。
複数のデベロッパーが絡むプロジェクトの場合もあります。
宣伝
ゲームの発表の時期や発売までどういった情報をどこにどれだけ出すのか等、ゲームの宣伝に関する仕事を行います。
かなり前からCMの広告枠や宣伝のスケジュールを決めていますので、スケジュールに厳しい仕事です。
ゲームの発売時期がずれてCMだけ放映されて効果が薄くなどの事態にならないような、先を予測する能力も結構重要です。
販売
ゲーム販売に関する仕事です。
パブリッシャーはパッケージやダウンロード販売を発売日に間に合うように用意しておかなければなりません。
流通
ゲームの販売とも絡みますがゲームを全国に届ける流通もパブリッシャーがコントロールしている場合もあります。
毎週木曜日とか金曜日に新作が発売することが多いと思いますが、流通的な事情もあります。
デベロッパーのお仕事
開発
パブリッシャーの中には開発部隊を持っているところがありますが、パブリッシャー内部で開発できないときはデベロッパーに発注します。
パブリッシャーの指揮の下、デベロッパーはゲームの企画を決められた期間と予算で実際に開発する会社です。
大抵の場合、開発機材や開発資金はパブリッシャーが用意してくれますので、デベロッパーは基本的に大きな資金力がなくても開発力があればできます。
また開発したゲームに関してはパブリッシャーとの契約によって開発会社の名前が出る時と全く出ない時があります。
基本的に開発期限は厳守で、万一守れない場合は契約でお金が発生する場合もあります。
プロジェクトが開始するとパブリッシャーの宣伝や販売のスケジュールもありますので、決められた期限内に必ず開発を終えなければなりません。
人員が足りない場合はさらに外注したり派遣やフリーランスを雇ったりして間に合わせます。
デベロッパーの幹部は下請け根性が染みついている人が多く、無理難題でもパブリッシャーの言う事は2つ返事で「はい」としか言わない人が多いです。
上から言われたことに疑問を感じても粛々と作業を進められる人には向いていますが、そうでない人には向いていない部分が多いと思います。
その場合はパブリッシャー系の開発部署に行くことを目指した方がいいと思います。
まとめ
ゲームを企画してプロデュースする仕事をしたいのであればパブリッシャー系のゲーム会社を目指すのがいいと思います。
一方デベロッパーはどうしても自由に出来る部分が少ないという認識が必要です。
場合によってはパブリッシャーがデベロッパーにゲームの内容は自由に作っていいと言ってくれるプロジェクトもありますがそう多くはありません。
言われたことを粛々とこなしていくだけのプログラミングやデザイン、企画の作業ができる人はデベロッパーでも仕事をしていけると思います。
パブリッシャーとデベロッパーのそれぞれの役割の違いからくる仕事内容の違いを理解した上でどちらが自分に合っているのか判断して就職・転職するゲーム会社を決めましょう。