Yahoo! JAPANがユーザの信用度を数値化するYahoo!スコアを開始
※Yahoo!スコアは2020年8月31日をもって既にサービスを終了しています。
Yahoo! JAPANはユーザの行動や利用状況のデータから信頼度を数値化するYahoo!スコアを開始しました。
Yahoo!スコアは「本人確認」「信用行動」「消費行動」「Yahoo! JAPANサービス利用」の4カテゴリーから成り、デフォルトでスコアは「オン」状態になっています。
自分をスコア化されたくない人は設定画面からYahoo!スコア機能を手動で「オフ」にする必要があります。
更新履歴
- 2021/03/28 Yahoo!スコアのヘルプページのリンク先を修正
- 2021/03/27 Yahoo!スコアサービス終了の注釈追加、Yahoo!スコアの設定画面リンクを削除
Yahoo!スコアについて
Yahoo!スコアとはYahoo! JAPAN IDに紐づく行動履歴や利用履歴などのビッグデータからユーザの信用度を機械的に算出し数値化したものです。
Yahoo!スコアは4つに分類されたカテゴリー別のスコアとそれらを元に算出した総合スコアからなります。
各カテゴリーごとにスコアの算出方法は異なり、例えば「信用行動」カテゴリーのスコアは「ヤフオクでの実績」「Yahoo!ショッピングでの実績」「Yahoo!知恵袋での実績」など各サービスの行動履歴によって上下するということです。
大量のダミーユーザによるさくらレビューなどの抑止や取引相手の信用度を客観的な数値で判別可能になることが期待できます。
連携について
Yahoo! JAPANのパートナー企業はYahoo! JAPAN IDと連携することによりYahoo!スコアを利用してサービスに利用することが可能となります。
Yahoo!スコアの数値を見ることによりパートナー企業はユーザへの特典やサービス加入審査のプロセスを簡略化できるメリットがあります。
Yahoo! JAPAN IDの連携時の同意確認画面において、Yahoo!スコアの提供に関する情報は表示されるということになっています。
そしてYahoo!スコアはユーザの同意が得られた場合のみに提供するとしており、Yahoo! JAPAN IDの連携画面を通じてユーザに事前に同意をとる仕組みになっているようです。
ユーザのYahoo!スコア算出はデフォルトで「オン」になっているため、自分の行動によって信用度が数値化されるのが嫌だという人は手動で「オフ」にする必要があります。
Yahoo! JAPANは7月1日から外部企業へYahoo!スコアのデータを提供するサービスを開始するということです。
まとめ
Yahoo!スコアのサービスはクレジットカードの信用情報のようにユーザの信用度を数値化して様々なサービスに生かそうということのようです。
クレジットカードだと利用実績により信用度が増すと利用限度額の上限が上がったり、他のクレジットカードの審査が通りやすくなったりします。
真面目に行動して実績のあるユーザのYahoo! JAPAN IDは色々と恩恵が得られるのではないでしょうか。
一方そのような信用度の高いユーザが高値で裏取引されないか心配でもあります。
普通のユーザは色々とメリットがありそうなシステムですが、Yahoo! JAPANによる機械的なユーザの信用付けがどうしても嫌な方は手動で「オフ」にしておきましょう。