来年後半から急速に景気後退するかもしれない話
今はまだ景気の悪化をさほど感じないかもしれませんが、来年後半から日本の景気は後退局面に入る可能性が高いと思っています。
備えあれば患いなしということで景気が悪化しても大丈夫なように準備しておき、悪化しなければラッキーくらいに構えておきましょう。
景気悪化要因
消費税増税の影響が出始める
来年後半には消費税を増税してから半年以上経ちますので、企業の決算にもその影響が実際に数値として表れ始める頃です。
決算の数値に表れ始めると当然の如く株価にも影響し企業の財布の紐も堅くなってきます。
そして求人数や雇用条件もじわじわと悪化していくと思います。
来年の年末くらいには実感できるくらいに影響が出始めると思っています。
オリンピック関連特需が切れる
これまで数年にわたって特需をもたらしてきたオリンピック関連事業へのドーピング効果が来年後半には切れてしまいます。
すぐに同規模の代わりになるような特需は発生しようがないので急速に景気が悪化していくと予想できます。
数年にわたって行われたドーピングは、今後数年の間その副作用に悩まされる事になります。
さらにドーピング効果が切れる時期も悪くて、ちょうど消費税増税の影響が企業全般に出始める頃と重なってしまいます。
米中貿易戦争が泥沼化
今のところ米中貿易戦争は終わりが見えていません。
来年も同じような状態が続くかさらに悪化する可能性すら十分にあります。
世界的な景気後退が続くと当然の如く日本経済にも悪影響があります。
米中貿易戦争と直接的な関係はありませんが、ヨーロッパもドイツ銀行などが爆弾を抱え景気も良くありません。
今のところ世界的に景気悪化要因に比べて景気が良くなるような出来事はありませんので、来年は日本のみならず世界的に景気後退に入る大きな流れが来ているような雰囲気を感じています。
まとめ
経済は生き物ですので必ず浮き沈みがあります。
景気が悪化してからでは遅いので景気が悪化する前に出来る事を準備しておくことが一番だと思います。
地震や台風などの避けられない自然災害による停電や食糧難などのリスクに普段から備えておくのと同じだと思います。
景気悪化への個人での備えはもちろんのこと、企業経営者であれば尚更先を見た備えが必要だと思います。
「備えあれば患いなし」「必ずいつか景気後退は起こるが来年景気が悪化しなければラッキー」というくらいの余裕を持った心構えをしておき、いざという時に慌てないように今から備えをしておきましょう。