【会社】大企業でも安心して定年まで働けない時代

日本で永らく主流であった年功序列や終身雇用は、今やほとんどの企業では無くなっています。

新卒で就職した会社に定年まで勤めるということは難しくなってきており、大企業に勤めていたとしても今の時代は安心できなくなってきています。

特に最近では東芝やパナソニックなど大企業の中の大企業の調子が悪くなってきていますし、シャープなども外国の企業に買収されてしまいました。

何故、事業がうまくいかない大企業が多くなってきているのかその原因を探っていきたいと思います。

時代の変化スピードが速い

現在ではネットが発達して情報があっという間に世界中に伝わります。

情報が伝わるスピードが速くなるにつれて時代の変化も速くなっていっていますので、その変化についていけない企業は淘汰されていきます。

電話で概要を伝えて何週間か後に印刷された紙の詳細資料が届くという時代は終わっています。

ネット上でリアルタイムに資料を共有して共同で作業をするという時代になっていますので、いかに時間的なロスを減らし他よりも先行できるかが重要になっています。

また時代に合わせて細かい軌道修正や方針転換は重要ですので、組織的に小回りが利くということも重要です。

大企業はその点で組織が大きくて素早い動きや小回りが利きづらくて不利だと思います。

GAFAのように時代のスピードにも対応でき、自分から時代を作って行ける大企業は世界をとることができます。

大企業は意思決定が遅い

時代の変化が早くなる一方で、大企業は普通の企業に比べると部署間の調整や上まで行って下に戻ってくるまでにかかる時間が圧倒的に長いです。

そうしている間に物事が決定した頃には時代遅れになっているということも多いと思います。

今の時代いかに素早く意思決定できるかが鍵となっていますが、大企業ではそれが難しいのが現状です。

その点GAFAのような大企業は意思決定が迅速で、どんなベンチャーにも負けていません。

そのような意思決定の速さがある企業が生き残れる時代です。

大企業の社員は保守的で安定志向

日本の大企業の社員はベンチャーの社員と違って変化することよりも安定を望む人が多い傾向にあると思います。

大企業は長年にわたって徐々に変化していきますので、調子が悪いときに悪くなっていっていると実感しにくい面もあります。

社員の目指している方向がいかに社内で平穏に過ごすことができるかとなっているならば、その企業に将来はないと思います。

常に組織をや社員の意識をアップデートできる企業だけが生き残れる時代だと言えます。

日本の大企業に比べてGAFAの社員は常に上昇志向で野心的です。

GAFAは社内での生存競争が激しい分、社外の生存競争にも勝てる能力をもった社員で構成された会社となり世界をリードすることができるのだと思います。

保守的で安定志向の社員で構成された日本の大企業が、常に上昇志向で野心的な社員で構成された世界の大企業に勝てる見込みがあるはずもありません。

年代構成がいびつ

最近、バブル時代に採用した社員のリストラを進める大企業が多くなっています。

バブル時代に大量採用したバブル世代が過剰で、氷河期世代が他の年代に比べて異常に少ない年代構成となっている大企業も少なくありません。

年代構成がかなりいびつになっているせいで、技術継承がやりづらくなっている問題や中間管理職の不足などに表れてきています。

巨大な組織がスムーズに回っている時はとても大きな力を発揮しますが、一旦スムーズに組織が回らなくなるとあらゆる面で支障をきたします。

いびつな年代構成に陥っている大企業が正常な年代構成に戻すにはしばらく時間がかかると思われますので、その間に組織の弱体化が進むのでさらに厳しい状況になると思われます。

まとめ

以上のように大企業の社員だからといって安心して定年まで働ける時代は終わっています。

今の時代はいつでも自分の力だけで生きていけるように準備しておくことも大切だと思います。

そのためには色々なことに自らチャレンジしていく勇気をもち実際に行動することです。

行動しなければ何も変わりません。

行動力があればどんな状況になっても生きていけると思います。